不動産屋たちのココだけのハナシ
不動産屋たちがお届けする「ココだけのハナシ」。 知ってると得する話や、知られざる裏話など、様々なエピソードを綴っていきます!
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Author:不動産屋たちのココだけのハナシ
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 事務局長兼おバカ盛り上げ役担当。
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返せませんっ!
よく話題に上る敷金返還トラブルについて。

国土交通省(当時は建設省)が出した『原状回復ガイドライン』や東京都が条例化した『東京ルール(賃貸住宅紛争防止条例)』のおかげで、理不尽な修理代請求はだいぶ少なくなったように思います。

これは、
『借主に故意・過失のない汚破損については(原則として)修理代を請求できない』
という考え方が浸透してきたことによるものですが、タマにこれを
『修理代は全て貸主負担』と誤解されている方がいて、逆トラブルになるコトがあります。

その1Kアパートは常に雨戸を締め切り、人の気配はあるもののいつ訪ねても留守(か居留守?)、連絡もつながらないという状況でした。

そのうち賃料が遅れ始め、ついに丸1ヵ月分遅れとなったコトで大家さんや連帯保証人と相談し、退去して頂くことになりました。

何度も足を運んだ末にやっと本人に会うことが出来、状況を説明した上で退去にも納得してもらい、いざ退去日になって室内確認のために物件に行くと…

「すみません、引越しが終わらないんですが…」と申し訳無さそうな入居者。

取りあえずドコまで片付いたかを見せて頂こうと部屋に入った途端、異様な光景が飛び込んできました。

こ、これって…ゴミ屋敷だよね?

そうです、足の踏み場がナイどころか部屋一面に腰の高さまで積み上げられたゴミ袋の山々が。

入居者曰く、「これでも20袋くらいは運び出したんですが…」

…(しばし絶句)

いや、本当にコトバが出ませんでした。
積み上げられたゴミ袋はトラック1台分なんてものじゃアリマセン。
これは素人の引越しでは永遠に終わらないだろうとの判断で、本人承諾の上で急遽産廃業者を手配。

(作業工程は長くなるので省略)

ようやく搬出が済んだものの、窓を締め切っていたことと大量のゴミ袋からの湿気が合わさってフローリングはボロボロ、壁はカビだらけ、臭いもヒドイとしか言いようがありません。

さて、ココまでの部屋にしてしまった責任は当然入居者にありますので、ゴミ処理代、修理代、消臭代を合わせたら敷金を余裕で超えているのですが…払って頂くしかアリマセン。(滞納賃料もあるし)

後日、全体の費用を計算し、その中から入居者に払って頂くべき金額を計算したところ、やはり相当敷金をオーバーしていました。

で、その金額を請求させて頂いた時に入居者が一言。

「敷金って返ってくるもんじゃないんですか?」



本気で言ってます?(・ω・)

「だってテレビとかでやってるじゃないですか?」

え〜っと。
あれはあくまで借主に落度がない修繕部分は貸主の負担ということであって、どんなに部屋を荒らしてもタダで済むなんて言ってませんよ。

で、この使い方に落度はナイとでも?

「いえ、すみません…」

という訳で、私共としては出来るだけ入居者の負担が少なくなるよう業者に価格交渉したり、元がフローリングだった床を安価なクッションフロアーで済ませたりと便宜を図ったつもりでしたが、ガイドラインの誤解によって何とも後味のよろしくない解約清算でした。(もちろん連帯保証人と協力して全てお支払い頂きましたが)

…ん?

もしかしてコレって誤解させたマスコミの非?

皆様、原状回復についてはくれぐれも誤解のないよう、契約時に「東京ルール」の説明をしっかり聞いて下さい、ね。(って東京限定の話でゴメンなさい)

by「夜旦那」

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 ☆「結露注意報!」
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ