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頑張れ!ヘビースモーカー |
愛煙家にとっては日に日に肩身が狭くなっていくご時勢です。 身体に悪いと分かっていても止められないこの心境は、吸わない人には全く理解できないでしょう。
飛行機は全面禁煙、タクシーも禁煙車が続々導入され、歩行禁煙の街も増え、公共施設は隅っこの狭いブースでの分煙、ハワイに至っては全島禁煙!?
愛煙家としてはせめて自宅でくらい気兼ねなくスパーっといきたいものですが、賃貸に住んでいると退去時に真っ黄色に変わり果てた壁クロスの交換費用も気になるところ…
そう、タバコによるヤニ汚れは、「クリーニングでも落ちないほどの汚れ」にまでなると通常使用とはみなされず、退去時に壁クロスの交換費用が請求されます。
クロス交換なんていくら掛かるか分からないし、敷金で足りなかったら追金まで払わされるの? じゃぁドコで吸えばいいっちゅうねん!
分かります。その気持ち、よ〜く分かります。
ひと昔前であれば、タバコのヤニ汚れを理由に壁クロス交換代、ワンルームだからハイッ10万円!なんてコトもあったかも知れません。
と・こ・ろ・が。
今はそんなアナタの味方、「原状回復ガイドライン」がありますので、上手く利用すれば自宅で気兼ねなくタバコが吸えて、退去時の費用負担も極少!なんてコトが可能なんです。
では、どうすれば良いか。
まず、原状回復ガイドラインの主旨から簡単に説明すると、「何でもかんでも賃借人に原状回復費を負担させることは不公平であり、賃借人に請求できるのは原則として故意・過失等の責任がある場合の修理代に限る」という考え方に立ち、負担すべき責任がある場合でも、例えばクロス関係で言えば「入居者の使用方法に問題があって壁や天井のクロスを交換する際は、クロスの耐用年数・経年劣化を加味した計算式によってその負担額を算出すべき」となっています。そして、「クロスの耐用年数は6年=72ヶ月」とも。
つまり、タバコのヤニ汚れ(=賃借人の責任)が原因でクロスの貼替をする際は、そのクロスが何年使用されていて何パーセントの残存価値があるかを算出し、賃借人が負担すべき金額は賃借人がその使用方法によって失わせてしまった残存価値相当額まで、というコトになるのです。
もっと具体的に言えば、新品クロスに貼替済み(=価値100%)のお部屋にアナタが入居し、4年(48ヶ月)後にヤニ汚れで真っ黄色のクロスに仕上げて(?)解約したケースでは、まず責任が明白なので貼替代の負担は避けようがありませんが、ではいったいいくら払えば良いのでしょうか?
計算を簡単にするために仮にクロスの貼替代を10万円としますと、このクロスは72ヶ月かけて価値が10%=1万円(以降据置き)にまで落ちます。なので、負担額の計算は、10万円から据置き価値分の1万円を引いた9万円を72ヶ月で割り、それに残価月数の24ヵ月(72−48=24)を乗じ、据置き価値分の1万円を加算すれば出てきます。
(100,000円−10,000円)÷72ヶ月×24ヵ月+10,000円=40,000円
アナタが退去する時点では40,000円分の価値が残っていたクロスを、アナタの使用方法によってその価値を失わせてしまった、という考え方でこの40,000円がアナタの負担となる訳です。
さて、ここまでは単なるガイドラインの解説にしか過ぎないわけですが、本題の「気兼ねなくタバコを吸ってもクロス代負担は極少に!」するにはどうすれば良いか、という話に戻ります。
賢明な方はもうお気付きかと思いますが、そうです、以上の話で「賃借人が負担する金額は、失わせてしまった価値分」というコトなのですから、元々の価値が低ければ退去時の負担も低くなるというのがポイント。
これからお部屋を探す方であれば、新品クロスに貼り替わっているお部屋ではなくクロスは中古のままだけどキレイにされているお部屋が狙い目、というコトです。
先ほどは新品時を例に計算をしましたが、コレが中古クロス(48ヶ月使用)の場合はどうなるでしょうか?
入居時の時点ですでに48ヶ月使用しているのであれば、それから2年も住めば退去時の残存価値は新品時の10%、貼替代を100,000円とすれば
どんなにヤニで汚しても貼替代の負担は10,000円で済む! というコトになるんです。
実際に、計算上は6年で減価償却(残価10%)とされているクロスでも丁寧に使えば8年、10年でも充分キレイです。事実、募集に出ている物件でも中古クロスは多く見かけますし、内見の際に不動産屋さんに確認すれば教えてくれるでしょう。
という訳で、確かに新品クロスは気分が良いかも知れませんが、退去時の負担を考えれば断然中古クロスを私はオススメします。
ん? 既に住んでしまっている人はどうすれば良いか?
え〜っと、6年経つまでは更新する、ってコトではいかがでしょう…か?
by「夜旦那」
テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ
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