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口実 |
この仕事を長くやっておりますと本当に色々な事が起きます。 なかでも、あまり起きて欲しくないけど起きてしまう出来事。 残念ながら「家賃滞納」が挙げられます。
最初は真面目に見えた方、或いは心配な面も有るけどきっと大丈夫だろうと「性善説」を信じて裏切られる、そんな方々に我々業者も家賃の督促をする訳です。 昨今「家賃トラブル」から物騒な事件も起こり得る時世ですから、相手の事情も鑑みる事無く、頭ごなしに「払え!」「払わなきゃ出てけ!」とは間違っても言えません。
通常の場合 「○○様、実は今日の時点でお家賃が○か月分滞っております。色々とご事情がお有りかと思いますが、約束したルールですので・・」 と、支払いが滞っている事実をやんわりと認識して貰い、今後どうするのかその方法やお考えを聞き出していくのも一つの手法。
こちらが滞納と言う事態に対し、ある程度寛容な姿勢であることを示せば 「実は・・・」 とその方からも歩み寄ってくるケースが多いです。
その時よく見掛ける(聞かれる?)口実に 「先日、財布を落としちゃって・・。」 と言うフレーズが有ります。 勿論本当に落とされた方も居るとは思いますが・・・。 明らかに取って付けた口実に使っているなと感じる場合も有ります。
実際、その理由で家賃が遅れたところで何ら認められる訳でもなく、我々からすればむしろ、 「理由」よりも今後どうやっていくのか、が大事な訳で。 なかにはツワモノも居て、毎度毎度の督促に対し、 「すみません、また財布を失くしてしまい・・・」 ってさすがにそりゃ無いでしょって言い返しましたよ。
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ところで今、弊社が抱えている家賃滞納の方に 「こうした状況に置かれている」 と主張されるお客様がいらっしゃいます。
その方、6ヶ月分の家賃を滞納し、これまで何度も大家さんから催促されておりました。 その都度 「まとめて払います」 とか 「○月○日までに2か月分支払います」 とか言いながら結局支払わず、ついに大家さんも切れてしまい 「出来ればすぐ出て行って欲しい」 と、弊社に訴えてきた訳です。
私もその方に手紙を書き、「どういうお考えでしょうか」と問い質しました。 すると 「勤めていた会社が倒産した」 と言うのです。
「では連帯保証人の方で肩代わりして貰えませんでしょうか」 と詰め寄ると 「母(連帯保証人)は病気で倒れ、今は入院中です」 との事。
「う〜ん、ではどうなさるお積りですか」 と聞けば、 「ようやく再就職先が見つかり、今は仕事に就いております。これから毎月2か月分ずつ支払って参ります」 と言う決意表明みたいなコメントを言うのです。
私としては明るい見通しと判断し大家さんにその旨告げましたが、大家さんからは 「またですか・・」 と言う落胆の言葉しか返って来ませんでした。 聞けばこれまで何度も「倒産&保証人の病気&再就職」はセット使われていたそうで、大家さんから見れば全く信用出来ない状況だと言うのですね。
私も彼の真意を聞くために来店のアポイントを取るのですが、 「就職したてで休みが取れない」 とか 「その日の都合が悪くなってしまい・・」 と言う事で既に2度、約束をキャンセルされました。
と、まあここまでのケースは稀ですが・・・。 前述したとおり我々業者にとっては滞納の理由などどうでもいいのです。 とにかく大前提である家賃の支払い、これ絶対遅れないで下さい。 万が一遅れたりしても即座に入金すればまだ良しとしましょう。
一番困るのが、あれこれ理由を語る方。 「気の毒でしょ」「困っているでしょ」と伝えたいのは分かりますが、それでは解決しません。 私も一人間としてみれば感じるところも有りますが、業務としてそこはぶれる訳にはいかないのです。
必死になって「口実」を考えるより腹を割って一緒に検討していく方が、結果的に「解決」の近道だと思うのですが、如何でしょうか。
by「ジタバタ男」
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ
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